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■THE SUPER KICK M-116
2000年10月15日(日)横浜平沼記念体育館
APKF、K−U合同興行 
「THE SUPER KICK M-116 育成シリーズ」
THE SUPER KICK M-116  画像1
THE SUPER KICK M-116  画像2
マムシ!井上選手(APKF空手維新)メインイベントで激戦!
メインイベントセミ・ファイナル フェザー級 / 5回
K−Uフェザー級
馳 大輔(JK国際) 対 
10戦5勝4敗1分 26歳  
APKFフェザー級 
井上 浩 (空手維新)
7戦4勝(2KO)3敗 33歳

井上選手が10月15日に開催されたAPKF、K−U合同興行「THE SUPER KICK M-116」に出場した。当初はセミファファイナルに出場の予定が急遽、メインイベントのカードが変更になり、繰上げでなんとメインイベントに出場となった。試合に一週間前に決定された。

このところKO負けこそないが、ニ連敗と勝ち星に見放された井上であるが、33歳という年齢のハンデにも負けずAPKFの代表として、K−Uの馳大輔選手(JK国際)と激突した。  井上にとってはもう逃げ場のないこの1戦、全てを、自分の引退を賭けるとさえ口にする。年齢、キックボクサーとしての経験そして戦歴、井上には何一つ優れているデータはないが、男としての魂の戦いをリングで見せると断言した。


 試合三日前には、維新代表の山口はこの1戦をいろいろな意味でこれが最後の気持で やりますとコメント空手には次はありません。負けることは死ぬことだと考えているので、無様に負けたら維新でのAPKFでのキック活動はもう辞めると キック活動撤退さえ述べた。

今回の戦いは維新空手対キックの戦争です。殺るか、殺られるかの気持で 試合に挑みたいと考えてます。 それほどこの1戦は重く、そして激しいものだといえた。試合に向けて井上は、山口と2人きりでマンツーマンで練習をこなした。2人のスパーリングは練習とは思えないほど、激しい試合さながらの練習であった。ふらふらになりながらも互いに攻め、一方は必死で反撃を返した。ハイキックが顔面に入り、井上の鼓膜が破れかけるほどのスパーリングであったが、それでも井上はスパーリングを止めることはなかった。

練習の成果か、井上は試合1週間前にウエイトもクリアし、パンチから蹴りへのコンビネショーンもスムーズで、かってないベストコンデションの仕上がりと言える。正直、これで負けたら、キック自体をあきらめるしかないとさえ思った。


試合当日、井上の応援のため維新の創設メンバーである松本、根村、古屋、山口らが集まりセコンドという形で井上をサポートした。また根気は竹村光一(チン念)が井上のバンテージやカットマンとして大活躍した。メインイベンターらしく井上は純白の空手衣姿で登場、引き締まった表情で相手を見つめる。 試合は1ラウンドからエキサイト、互いに打撃戦となる、しかしカウンターで馳選手の肘がクリーンヒット、井上カットし流血してしまう。顔面から赤い血をしたたらせ井上は前進、再びヒジが襲われる。序盤から不利な展開となる。ドクターとセコンドからも試合を続けるかと聞かれるも、井上はやらせてくださいと戦い続ける。前にでようとする井上を馳選手は得意のヒジとヒザで止め、再びヒジを狙う。同様の展開が続き、井上は流血しながら打撃をもらっても決して倒れない。気持ちと精神力でいくら打たれても試合を捨てないが、自分の攻撃も思うようにはでない。 結局、試合は判定に持ち込まれ、井上の判定負けとなった。試合には負けてしまったが、井上のファイテイングスピリットは、決して負けることはなかった。この日は観客には、井上の試合はどのように写ったか分からないが、空手維新の仲間には、確かに胸を打つ熱い戦いだったことは間違い無かった。

今後の現役続行については、どうするか、少し考えらせてほしいと井上は答えるが、もう一度強い井上の姿をリングの上で見てみたいと思わずにはいられない。

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