空手維新 - 東京大田区(大森)と練馬区(大泉学園)にある空手道場

空手維新 - 東京大田区(大森)と練馬区(大泉学園)、(中村橋)にある空手道場

5歳からカラテが学べます。

水谷秀樹(空手維新師範)の『空手を始めて良かったと思う10のこと』

2019/11/21

水谷秀樹

空手維新師範の水谷です。私が空手を始めて18年になりますが、ここ数日、空手を始めて良かったと思うことを改めて振り返る機会がありました。そこで今回は私が『空手を始めて良かったと思うこと』を10個にまとめて紹介します。
 
空手維新の生徒・父兄様はもちろんのこと、他の道場で空手をやっている方や空手に興味がある全ての人に読んで頂き、そして少しでも参考になればと思います。
 
 

1.無理せず痩せられた

27歳で空手を始めた時は体重80kgあり体脂肪率も余裕の20%超えでした。空手の稽古は1時間を通して良い有酸素運動になります。これだけでもダイエットになりますが、大会出場が好きな私は体重を少しずつ意識して落としていきました。
 
最初は重量級で出場していた私ですが、中量級、軽量級と階級を下げていく様になり、最終的にはプロのキックボクシングで王者になる頃には60kgまで落ちました。空手を始めてから3年半後、31歳の時でした。勿論60kgというのは試合の時の体重なので、通常時で66kgでしたが、体脂肪率も当然一桁になります。選手を引退した現在は少し太りまして70kgくらいで甘んじております(笑)
 
 

2.努力の積み重ねの重要性に気付いた

目標設定は昇級審査会、大会、それぞれに違いますが、目標達成までに毎日稽古を積んでいく過程これこそが重要だと思います。大会で優勝することを目標にしていたけど優勝出来なかった...。昇級審査会を目標にしてきたけど昇級出来なかった...。それでも頑張ってきた努力は決して無になりません。
 
今までのスキルが目標達成の100に満たないのなら、また一つずつ上げていけばよい。目標を達成出来なかったから落ち込んだり諦めたりというのは私の中で無くなりました。今このタイミングが早かっただけ。努力を続ければ、必ず達成出来るそう思える様になりました。
 
 

3.体のバランスが良くなる

空手は体軸を大事にします。体軸がブレていると打撃も不安定で弱くなってしまうので、初級の頃から基本稽古や移動稽古で意識して稽古していきます。私は空手以外にも柔術、スイミング、ジョギング、ロードバイク、ボルダリング、カヤックと色々なスポーツをしていますが、他のスポーツも同じ様に体軸の重要性に気付く事が出来ました。
 
軸が正しいとバランスも良くなる。バランスが良くなると姿勢も良くなります。
 
 

4.体力がついた

痩せたことで動きやすくなり、自分でも意識的に有酸素運動をトレーニングに取り入れています。空手を始めた頃には考えもしなかったトライアスロンやフルマラソンも、今は趣味の一つです。
 
 

5.交友関係が広くなった

道場には様々な職業、年齢層の方がいらしています。それまでのライフスタイルでは出会えなかったであろう方々との交流は、とても刺激的で学ぶ事が多いです。私が生徒として所属していた道場、もう10年以上も前の事ですが、そこで出会い今も交流がある方は多いです。SNSの普及もありますが、空手という共通したテーマがあるから繋がりがあるのだと思います。
 
 

6.セルフマネージメントの習慣が身につく

長期的なものの考え方もそうですが、組手の試合の中では常に自分の置かれている戦況、勝っている点や足りない点を俯瞰して見ていかなくてはなりません。後から思い返すと、負けた試合というのはこの状況判断を誤ってしまったケースが多いです。その場での判断力という意味でも、空手を通して身についた思います。
 
 

7.成功体験から自信がついた

大会で優勝する事で「やれば出来る」という自信がつきました。それまで特別スポーツに打ち込んでこなかった私は、初めて表彰台に立ち、トロフィーやメダルをいただく様になりました。
 
この成功体験は私の人生の財産だと思います。
 
 

8.テレビ出演することができた

試合の中継の他に、「笑っていいても!」の1コーナーに呼んでいただいた事があります。キックボクサーになってからの事ですが、これは貴重な体験をさせていただきました。
 

9.健康のことを考えるようになった

常に動ける身体でいたいから、暴飲暴食はしません。生活リズムは毎日ほぼ同じ、睡眠は5~6時間、疲れていればトレーニングは休みます。食事は時にはジャンクフードも食べますが、基本は身体に良いものを選んで食べます。
 
代謝が良いのもあってか、病気はあまりしない方だと思います。
 
 

10.沢山の生徒に出会うことができた

空手維新を先代の師範から引き継いで14年。沢山の子どもたちに出会えました。子どもが好きな私は、空手を通してこの事が一番嬉しいです。空手で経験し学んだことがこの先の人生で何かの役に立てば、これ程嬉しい事はありません。
 
 

おわりに

空手は体のバランスを養うことはもちろんのこと、心身のバランスを養ってくれる、心も体も全体を使うスポーツだと思います。私が空手をやっていて良かったと思うことを1つの言葉にまとめると、まさしく『健全な精神は健全な肉体に宿る』この言葉に尽きると思います。
 
空手をやる前の私とやってからの私では随分と人生にも変化がありました。
 
この記事を読んで空手に興味を持ってくれた方は、是非まずは気軽にお近くの空手道場の門を叩いてみてください。
 
行動することで何かが変わる、そして「努力は決して裏切らない」と思います。

空手維新 水谷秀樹

空手弐段 1974年生まれ。趣味はフルマラソン(サブ3.5)、トライアスロン、ブラジリアン柔術、登山、リバーカヤック、サーフスキー、料理、ワイン。 27歳、体重が80kgあった私はダイエット目的で、ルールや流派も分からずに空手道場の門を叩きました。30歳の時にプロキックボクサーとしてデビューし、31歳の時にチャンピオンになりました。競技者としてはとても遅いスタートでしたが、貴重な経験を通して、沢山の大切な事を学びました。